ちゃずむと予習!!~PTタルキール覇王譚事前情報編~

 三度こんにちは。ちゃずむです。

 この『ちゃずむといっしょ』記事シリーズもテーロスドラフトの時から通算して4回目となりました。飽きっぽい性格のちゃずむが懲りもせず飽きもせずにこんな記事を書き続けていられるのも、ひとえに記事を読んでくれる皆様のお陰です。


おめでとう、三原槙仁!!
おめでとう、三原槙仁!!

 また、先のシーズンでうちの旦那も過去10年間の頑張りが認められたということで、めでたく殿堂入りと相成りました。

 今までうちの人への温かい応援、本当に有難うございました。本人に代わりましてこの場にて御礼申し上げます。

 そして、月並みですが、これからも応援よろしくお願いいたします。


 さて、そんな前置きもそこそこに。今回のプロツアー直前特集のお題は、プロツアー『タルキール覇王譚』!

 その舞台は(ちゃずむ)お待ちかねホノルル!リゾートですよ、ワイハですよ、皆さん!!

 実を言うとちゃずむはハワイに行ったことがないので、とっても楽しみです。


はしゃぎすぎてビーチでウニ踏んづけて4万円という安くない治療費を払う(実話)ことがないように気をつけます!まる!!


…失礼、取り乱しました。そんなわけでホノルルがどんな所かは、これを読んでいる皆さんはある程度ご存知だと思われますが、まずは簡単にいつもの観光案内をば。


◆いつものあれ

 プロツアーの舞台となるホノルル市は、ハワイ諸島オアフ島の南東にあり、アメリカ合衆国のハワイ州の州都にして最大の都市でもあり、アメリカの太平洋地域における政治・経済・文化の中心地として栄えております。

 市中心地には高層ビルが立ち並ぶ近代的な町並みでも、少し歩けばワイキキビーチ・クヒオビーチなどの天然ビーチで海水浴。

 ワイキキから拝むダイヤモンドヘッドの景観に、アメリカ最古の中華街でショッピングや食べ歩き、アメリカ唯一の宮殿イオラニ宮殿なんかも見たりして、観光やショッピング、レジャーには事欠かない、正にリゾート地の代名詞として、ふさわしいロケーション!うーん楽しみ。

 日本のごくごく一部では48県目の都市と揶揄されており、多くの日本人観光客がシーズンを問わず訪れています。


◆過去イベント振り返り

 ホノルルで初めてプロツアーが行われたのが2006年。実は2000年のPTシカゴ以来実に6年ぶりにアメリカで開催された久々のPTでもありんす。

レギュレーションは、旧ラヴニカブロック第2エキスパンションの『ギルドパクト』が追加されて間もない時期のスタンダード。

 ギルドパクトの参入により、zooやハウリング・オウル、グレーター・ギフトといった多彩で、新しいアーキタイプが次々と生み出されるようになり、スタンダード環境は一変。

ベスト8はなんと7種類という今では考えられない数のアーキタイプがひしめき合った決勝ラウンド。


《死面の鼠/Deathmask Nezumi》みたいでちょっと怖い
《死面の鼠/Deathmask Nezumi》みたいでちょっと怖い

そしてインパクト絶大な表情のウイニングショットでカバレージのトップを飾るのは、グルールビートを駆るマーク・ハーバーホルツ。



 残念ながら日本勢はベスト8に残ることが出来なかったものの、日本勢最上位となる13位にちゃっかりうちの旦那が居座っていたり。

 準決勝では、クレイグ・ジョーンズが「16,000Dollers Lightning Helix」と呼ばれるトップデッキを魅せてオリヴィエ・ルーエルを下すという名場面があったり、

Ruel stood up from the table and began pacing nervously, waiting for the final card to flop. 

"Slam it!" said the French superstar. "Don't look, just slam it!" 

Jones did just that, and this was the result:


『ルーエルは立ち上がり、慄きながら手拍子を打って最後のカードがめくられるのを待った。

「叩きつけろ!」フランス人のスーパースターは言った。「見るんじゃない、そのまま叩きつけろ!」

ジョーンズは言われたとおりに最後のドローをテーブルに叩きつけた。その結果は…』


英語版カバレージより

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4587269

あとはモリカツこと森勝洋氏がTV番組『給与明細』の出演に際して取材されてたりとかがありました。


 2つ目のPTは2009年。アラーラ三部作のブロック構築とブースタードラフト。

 アラーラブロック自体が友好色3色の組み合わせを意識したカード構成となっているため、白青黒の珍しいビートダウンデッキも存在。

 コントロールは、続唱が基軸となっているものが多く、デッキの色が多色に及ぶ場合は、ほぼ間違いなく《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》が採用されておりました。


サンプルデッキ:ナヤジャンドコントロール 

メインデッキ

1 《秘儀の聖域/Arcane Sanctum》  

4 《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》  

2 《森/Forest》  

4 《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》  

4 《山/Mountain》  

2 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》  

4 《野蛮な地/Savage Lands》  

5 《沼/Swamp》

4 《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》  

4 《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》  

2 《徴兵されたワーム/Enlisted Wurm》  

3 《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》  

4 《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》  

1 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》  

4 《瀝青破/Bituminous Blast》  

4 《荒廃稲妻/Blightning》  

4 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》  

4 《終止/Terminate》  


サイドボード (15) 

4 《呪詛術士/Anathemancer》  

4 《天界の粛清/Celestial Purge》  

3 《蔓延/Infest》  

2 《マグマのしぶき/Magma Spray》  

2 《流刑への道/Path to Exile》


現地の方ですか?(とあるプレイヤー)
現地の方ですか?(とあるプレイヤー)

決勝ラウンドはブースタードラフトで行われ、優勝したのはチーフこと、三田村和弥氏。


ちなみに、氏のあだ名であるチーフは『カッコーの巣の上で』の登場人物であるチーフに似ているからというのがその由来となっております。



完全に一致。


映画の内容は、重苦しい結末で賛否両論ありますが、映画が公開された年代(1970年代。原作となる小説の発表は1960年代。)の古さを鑑みた上で見るならば、なかなか悪くない内容だったりします。徹頭徹尾救いようが無いよりははるかにマシとも言えるのではないかと。


そして3度めのプロツアーは2012年。イベント再編後一発目のプロツアーでもあるPT『闇の隆盛』。

フォーマットは『ミラディンの傷跡』ブロックと『イニストラード』、そして発売直後の『闇の隆盛』によるスタンダードと、イニストラードブロックのドラフト。

当時のスタンダードのメタゲームは、前の環境でその悪名を轟かせたCaw-Bladeの後継とも云えるDelver-Bladeが大本命とされておりました。

しかし、本戦では、闇の隆盛から《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells》を得た赤緑のケッシグデッキと、

Delver-Bladeに《未練ある魂/Lingering Souls》と《ドラグスコルの隊長/Drogskol Captain》を加え、スピリットの部族シナジーを搭載したエスパーカラーのデッキが当初の予想に反して大きな活躍を見せました。


スピリットならまかせろー



決勝戦はCBF謹製の赤緑ケッシグデッキを操るPVとキブラーの一騎打ち。

結果は、同型デッキ対決の宿命とも言える後手番の不利を覆したキブラーが優勝しました。

マジック界5指に入るイケメンのスマイル!
マジック界5指に入るイケメンのスマイル!

日本勢からは黒緑型のケッシグデッキを操る永井守氏がベスト4に入賞という成績を収める大活躍でした。


◆タルキールあれこれ

 さて、この段ではいつもならば現在活躍しているデッキを適当にピックアップしてご紹介しておりますが、今回は新環境。趣向を変えてタルキール覇王譚に登場する5つの氏族に対する個人的な所感を、独断と偏見でもって書いていこうと思います。


アブザン家(白黒緑)

 一般的にドランカラーと呼ばれる組み合わせ。シンボルは龍鱗、能力語は「長久」。

セレズニアカラーの特徴でもある地力の高いクリーチャー郡と、黒の除去能力が合わさったなかなか大味なクラン。

大型クリーチャーによる制圧力はかなりのものですが、クリーチャーに回避能力がないものが多く、盤面の構築にもかなりの辛抱が求められるので、ゲームプランは計画的に。


ジェスカイ道(青白赤)

 おなじみトリコロールカラー。某Happymtgの記事にて一躍ネタクランの座を射止めてしまったある意味おいしい氏族。シンボルは龍眼、能力語は「果敢」。

パンプの条件はクリーチャーでなければ何でも良いため、意外とサイズアップはするんですが、リミテッドだと呪文の数を絞らざるをえないため、若干構築よりのギミックかなと。見た目に反して結構ガチャガチャ動きそうです。


スゥルタイ郡(黒青緑)

 若干珍し系組み合わせ。シンボルは龍牙、能力語は未来予知以来の「探査」。

構築でも墓地を肥やす手段は色々あるため、ジャンジャンバリバリ景気良くカードを落としていきましょう。レガシーでは早くも《宝船の巡航》が結果を出しており話題になっておりましたが、探査は主に下の環境で頻繁にお目にかかる事になりそうです。


マルドゥ族(赤白黒)

 速攻の色。シンボルは龍翼、能力語は「強襲」。

とりあえずアタックに行けば強襲の条件は満たされるので、チャンプアタックの重要性が高まっています。

現在は熟練扇動者が主軸に据えられた赤単が流行っているため、色を足すことで更に協力なアグロデッキが登場する予感がしますぞ。


ティムール境(緑赤青)

 ファッティの色。シンボルは龍爪、能力語は「獰猛」。

アブザンと同じくファッティが多く存在しておりますが、こちらはクリーチャーのパワーに着目した能力。パワー4以上のクリーチャーは構築・リミテッド問わず集めやすい様になっているし、条件も比較的満たしやすいので、積極的に狙っていくことでゲームの流れを有利に持って行きたいものです。


◆おわりに

 今回のプロツアーはこれからのシーズンのメタゲームを占う大事なイベント。

 先立って開催されたLMCCの結果と合わせてプロツアーの行方を追っていってみてください。

 また、ちゃずむも旦那のおまけとして現地に飛んでいきますので、日本勢の動向や、会場の模様などをなるはやでお届けしたいと思っておりますので、ご期待ください。

LMCポイントレース

(※ 2017/5/5更新)

# Name Pt
1 鵜澤 佑矢 10
2 小林 浩徳 7
3 菅谷 裕信 6
3 泉谷 圭亮 6
5 ナガイ タカユキ 5
5 冨澤 晋 5
5 長谷 俊 5
5 今井 健太 5
5 佐々木 資門 5
5 菅野 充臣 5
5 スズキ タツロウ 5
5 久徳 竜一 5
5 小林 遼平 5
5 武田 洋 5
5 矢田 和樹 5

Twitter