モダンのここまでとこれから ~GP神戸を見据えたメタゲーム~ by もりしょー

こんにちは、もりしょーです。

モダンフォーマットで行われるPTQの開催も残すところあと数回、そして8月22日-24日に行われる「グランプリ神戸」まで残すところ後わずかとなりました。LMCでも、この週末にはモダンマスターズ争奪戦が開催されますので、グランプリに向けた最終調整にぜひどうぞ。

 

ということで、簡単ではありますが国内PTQなどから見たメタゲームについて私見を書かせて頂きます。

参考になるかわかりませんが、少しでもお役に立てましたら幸いです。

(なお、主なTier1,2に属するデッキレシピにつきましては、公式サイトに某カードショップの店長がサンプルとなるレシピ(http://mtg-jp.com/reading/special/0011002/)をタイムリーに挙げて下さっているので割愛しますw)

 

【1.PTQが始まった当初は…】

PTQが始まった頃は、以前のモダンシーズンと比べてもそこまで環境が進んでおらず、ざっくり

 

 Tier1:親和、殻(メリーラポッド/キキポッド)、双子

 Tier2:その他(ウルザトロン、白黒トークンズ、ブルームーン、ヘイトベアー 等)

 

といった以前の環境から始まり、そこまで大きな変化はないと考えていました。

 

【2.現在のメタゲーム】

しかし、蓋を開けてみると、現状では

 

 Tier1:親和、、双子系(テンポツイン、タルモツイン)、黒緑系(ジャンド、タッチ白)

 Tier2:トリコロール(アグロ型、キキジキコンボ型)、 メリーラポッド(もしくはエンジェルポッド)、白黒トークンズ、マーフォーク

 Tier:3キキポッド、スケープシフト、ウルザトロン、青白コントロール、バーン、ヘイトベアー 等

 

概ね上記のような構図になりました。

※モダンはスタンダードよりも大会による偏りが出やすい傾向があり、

 上記Tier2と3の間に母数の差がない地域もそこそこあると思います。

 

【3.メタゲーム変遷の要因】

これらメタゲーム変遷の経緯については、国内PTQの結果が大きく影響しているものと思われ、一言でまとめると、"優勝デッキへのイタチごっこ"に見受けられました。

 

川崎で行われた最初のPTQでタッチ青のメリーラポッドでが抜けた "その後" くらいからは各プレイヤーの環境理解度も高まった事で、相対的にテンポ系のデッキが強い環境に徐々にシフトしていき、最終的には直近のPTQを抜けたデッキを意識的にメタる構図に収束しました。

親和が抜ければ親和を意識的にメタり、双子が抜ければ双子を…といった感じに、直前に勝ったデッキへの対策が厳重になる中で、緑黒、親和、タルモツイン、マーフォーク等のデッキがPTQを突破していきました。

相対的ではありますが、上位卓にいたプレイヤーのヘイトの向かう先がわかりやすかった様に思います。

 

【4.特筆すべきと思うデッキ】

メタゲームの中で、特に洗練されていったのは緑黒系と双子系の2つのデッキだと考えられます。

 

緑黒系は、モダンではフェッチランドが使える特性上タッチ赤(《稲妻》、《怒り狂う山峡》、《神々の憤怒》 等)による打点および突破力の増強、もしくは白(《未練ある魂》、《石のような静寂》、《流刑への道》等)によるコントロール性の向上、または色を増やさず《変り谷》等の対処が難しいカードで打点を増強するといった工夫が行われ、全体的に軽量なデッキに仕上がる傾向が強くなりました。

環境初期は《ファイレクシアの抹消者》のような重くてマナ拘束の強いカードも使われていましたが、安定性や速度の面から徐々に姿を消し、現在ではほとんど見なくなりました。

 

双子系デッキでは環境初期に《よじれた映像》による構築で注目を集めましたが、その後は《瞬唱の魔導師》およびバーン系スペルの追加、もしくはタッチ緑による《タルモゴイフ》の追加等で勝ち筋を無限コンボでゲームを決めるよりもライフを削り切るケースのが多くなる構築がなされるようになりました。

直近では、同様にテンポ重視で勝つデッキが増えた関係で《渋面の溶岩使い》をサイドボードからよく見かけるように

なった気がします。

 

【5.M15が導入されてからの環境】

M15が入ってからの変化は、親和に《アーティファクトの魂込め》が追加されたことでしょうか。

京都でのPTQを抜けたデッキはなかなかに印象的でした。

対処のしにくさからメインデッキの強さでは他より頭ひとつ抜けていたデッキがより強化されました。

 

そして、メタゲームも成熟してきている中、最近ではTier1のデッキ3種に戦いやすいトリコロール系のデッキが増えてきました。

 

※余談ですが、M15導入後のカードプールではそれ以外に環境がほぼ変っていません。

 他に挙げるとすれば《再利用の賢者》くらいで、残りの強いカードは重いカードが多く、

 日の目を見ることはしばらくないように思われます。

 

【6.GP神戸に向けて押さえておくことは?】

モダンのカードプールは広いですが、正直な所、GPまでのメタゲームではあまり劇的な変化はないと予想しています。

 

そしてモダンはやりこみゲーです。知識と経験値がモノを言います。

なので、基本的には今まで勝ってきたデッキの動きを簡単に押さえた上でデッキを構築すればよいかと思います。

デッキレシピについてはLMCの上位者リストや、最初に挙げた記事が参考になると思います。

 

ほか、《吹き荒れる潜在能力》や《むかつき》、《蔵の開放》デッキ等、それら以上の速度や安定感を持ったコンボデッキが現れる可能性もなくはないと思いますが、アーキタイプも多い環境ですしそこは割り切った方が楽だと思います。笑

 

【7.余談(もし、明日GP本番で練習なしで出るなら)】

もし、練習ゼロの状態で明日GPに出るなら何使う?、といわれたら間違いなく緑黒を選ぶと思います。

個々のカードパワーの高さはもちろん、ハンデスによるクリティカルな状況の回避および戦略の立てやすさは、知識がない状態であれば、他の選択肢より勝利への道は近いものと考えるからです。

 

ごく基本的で当たり前のことですが、カードプールが広いこの環境だからこそ正解に行き着きやすいデッキを選択したいですね。

実際に黒緑系のデッキは国内のPTQを数回勝っていますし、裏付けとしては十分かと思います。

 

 

簡単ではありましたが、これにて記事を終わります。

グランプリ神戸に参加される方、全力を尽くしましょう!

LMCポイントレース

(※ 2017/5/5更新)

# Name Pt
1 鵜澤 佑矢 10
2 小林 浩徳 7
3 菅谷 裕信 6
3 泉谷 圭亮 6
5 ナガイ タカユキ 5
5 冨澤 晋 5
5 長谷 俊 5
5 今井 健太 5
5 佐々木 資門 5
5 菅野 充臣 5
5 スズキ タツロウ 5
5 久徳 竜一 5
5 小林 遼平 5
5 武田 洋 5
5 矢田 和樹 5

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