どうも、岩出家家主の義です!
みなさんMTG楽しんでいますか?
自分はというと、仕事とMTG以外の趣味が忙しくて、今月はほとんどMTG出来そうにありません(涙)MTG後のお楽しみと称して飲みに行く回数が減るので、お財布には優しいかもしれませんがw
さて、いつもは遠征の模様を記事にしている家主ですが、先日AGYさんと「デッキの調整過程」を書いた記事が少ないよね!という話の流れになり、私が調整記事だなんておこがましいのですが、ゲームデーで優勝出来た事に背中を押される形で、たまにはこんな記事もいいのかな?と一念発起して初めての戦略記事に取り組んでみる事になりました。
今回は特に、調整の前後ではっきりと結果に差が出たので、あまり理論立てて書かずに具体的なアクションを並べてみました。その中から少しでも読んでくれた人の参考になればいいなぁ、と思って書いたので、ビールでも飲みながら気楽に読んでやって下さい。
よく、お祭りの後はさびしくなることってありますよね。自分もその影響を受けておりまして、スタンダードの事は何も考えておらず、なんとなくカードがありそうなスタンダードを組んで、なんとなくFNMに参加して、なんとなくLMCで3-2や2-3するような毎日でした。とにかくシャッフルするときにデッキの60枚をとてもとてもぶ厚く感じました(リミテッド病)。ゲームデーに対するモチベーションも、PWPもまだ1bye(ルール改定前なので、期間400ポイントのこと)に届いていないから、ポイント稼ぎで出るかな?くらいの感じでした。
そんなテンションだったので、まずはニクス発売後のGPTで4位になった白単を丸パクリするところからスタート。しかし、完コピの弊害が出て、サイドボードやメイン1枚刺しのカードの意味を理解出来ないまま大会に参加し、更に輪をかけてコンバットが下手すぎて大敗北。構築うんぬんよりも、自分の心構えがはっきりと結果に表れていました。これではまずいと思い直して少し真面目に考えることに。
「デッキが成績を残すのは、デッキに愛情を注いでいる証拠!(自論)」
と言うわけで、ひとまず冷静になって環境を把握することにしました。
俺は漢にはなれなかった。。。
自分はとにかくデッキを作るのが大の苦手。いつも誰かの手を借りています。しかし、インターネットはそんな自分に優しく教えてくれます、「このデッキが強いよ!」と(「使いこなせればな!」という注釈は見ないフリ)。何個か大会の結果を見ていると、ニクス後の環境には多様なアーキタイプが存在することがわかりました。よし、どんなデッキが強そうなのかは理解した。しかし、自分には実践で練習する時間がない!
そんな時心強いのが岩出家のメンバー。今回はその一人「はるじ」に相談。
義「あのさー勝ちたいんだけど」
はるじ「じゃあ、黒単ですね(あっさり)」
ということで、黒単を組んでみることに。
占術土地が入ったバージョンで黒単t緑(突然の衰微型)がよさそうだね、という話になってカード集め。何せゲームデーまではFNM1回参加できるのみ。練習しないと勝てない系プレイヤーの自分は5回戦の想定で一人まわしを何度も行い。まずはFNMに参加。
結果0-3。
しかし、手ごたえは悪くなかった。どこがいけなかったのかも理解できるので、このままゲームデー当日を迎えることになりました。
手ごたえは悪くない
土曜日のゲームデーは仕事と重なり2回戦から参戦。2,3回戦を勝って、4回戦目はジョーカー(世界のまっきー)に当たり5回戦のコントロールにも圧敗。またしても2-3という残念な結果に。
そこで、9位になって暇そうにしていたAGYさん(失礼)に「デッキ見て下さい!」とお願いして、コントロールに勝てない等など今日の敗戦を振り返りながら、話の中心は千葉ホビのメタゲームに。
※以下は会話形式でお届けします。
AGY:「黒単系とモンスターが多くて、バーンがすくないなぁ。メインから少しこの辺りに勝てるようにシフトしよう。」
義:フンフンとうなずく
おもむろに『アスフォデルの灰色商人』を全部抜くAGYさん。
素人な義:「・・・いやーさすがに嘘っしょー!」
AGY:「黒単同系とかコントロール相手だとパーマネントが並びにくいから、5マナで2点、4点ドレインじゃ脅威にならないんだよね」
義:たしかに
AGY:「アスフォデル抜いたから夜帳が浮いてるね。緑にもコントロールにも強いからメインはゾンビにしよう。あと、『骨読み』が強いよ。3マナで『地下世界の人脈』より素早く手札が増やせるから、ネズミゲーミラーが引っ繰り返せるからね。」
(自分がカードを広げて並び替える)
義「さすがにこれだとクリチャー少なく(11枚)ありませんか?」
AGY「そうだねー。じゃあ強いの入れちゃおっか(笑顔)」
義:「・・・。」
AGY「『荒野の収穫者』!同系に6マナで出したらこれだけで勝てるよ。」
義「たしかに。自分が相手に出されたらどうしていいかわからなくなります。」
同系対決で無双!
AGY「これでもコントロールに辛いなぁ。メインに1枚『強迫』持ってこよう。」
義「1枚でそんなに変わりますか?」
AGY「1ゲームに1枚引きたい役割のカードは5枚入れるようにしてる。想定のメタ環境なら『強迫』1枚くらいなら概ね腐らないから入れ得じゃない?」
※実際にコントロール相手にこの5枚目が役に立つ場面が多くありました。
AGY「あとはなんでも触れる『見えざる者、ヴラスカ』かな。リングに対しても強いし、デーモンにもネズミにも強いから1枚入れよう。」
義「サイドボードはどうしましょう?」
AGY「現状のままでもいいんじゃない?」
(サイドボードを広げながら)
AGY「コントロールに対応するのが多い(10枚)けど、これくらいしてもいいと思うよ。あとは・・・バーンに当たったらごめんなさいだねw」
義「全部メタることは出来ないですもんねw」
というわけで、この時点でメインは概ね固まって、『夜帳の死霊』の代わりにサイドから入った『生命散らしのゾンビ』のスペースが保留といった完成度に。
家に帰って、サイドボードをイジイジしながら、結局最後の3枚が決まらず、候補になりそうなカードを何枚か持参して日曜日のゲームデーへ。
ホビーステーション千葉駅前に着いてサイドがまだ決まらない状況。
義「はるじ~(ホビステにいた)。サイドが決まらないよ~。」
はるじ「(サイド見ながら)黒が多いと読むなら『夜帳の死霊』強いっすよ!」
環境に合わせてカードを選択することは非常に重要であることは誰もが理解していることですが、最後の最後は「好み」であり「勘」なのであります。
⇒残りのサイドは夜帳に決定。
やっぱり強い?
◆対戦ダイジェスト
a)とあるコントロール戦の場合
「じゃあ、エンドにリングを衰微で割ります。デーモンパンチ。」
b)とある同系対決(決勝)の場合
「ドローします。(1、2、3、4、5、6)荒野の収穫者プレイ!エンド!」
・・・とかやってたら、全勝優勝してしまいました。
デッキつよー。
※もうちょっと詳しいレポートはこちらをどうぞ
自分はプレイヤー歴が長いものの、自分でデッキを組んだ事がほとんどありません。大会で好成績を残す時は、常に仲間がデッキを構築してくれています。それを練習して時々かみ合って勝ってしまうのです。そう、この優勝もAGYさん無くして有り得なかった。
GP後に自分はプランナー最強を目指すと宣言しましたが、同時に目の前の相手は全力で叩く!とも言いました(趣味の太鼓に掛けてみました^^)。しかし、バチなくして太鼓が良い音で響かないように、デッキなくして対戦相手を全力で叩くことは出来ません。自分はデッキを作るのが苦手です。これからもデッキを作ることはなかなかないでしょう。
「もちはもちや」
自分が遠征の準備をしてみんなに楽しんでもらう。
仲間にデッキを作ってもらって自分が楽しむ。
そうやって、自分の得意分野を持ち寄って仲間の輪が途切れることなく、その輪をドンドン拡げていきたいと切に願っています。
さて、構築過程のお話いかがでしたでしょうか。
慣れない内容を書いたせいで、無駄に長くなってしまいました(反省)
最後になりますが、黒単t緑 「岩出家 with AGY ver」 を掲載しておきます。
Creatures:12
4 Pack Rat
3 Lifebane Zombie
4 Desecration Demon
1 Reaper of the Wilds
Spells:23
1 Duress
4 Thoughtseize
3 Abrupt Decay
2 Bile Blight
2 Ultimate Price
4 Hero's Downfall
2 Read the Bones
3 Underworld Connections
1 Whip of Erebos
1 Vraska the Unseen
Lands:25
2 Golgari Guildgate
4 Mutavault
4 Overgrown Tomb
11 Swamp
4 Temple of Malady
Sideboard:15
3 Dark Betrayal
2 Duress
2 Devour Flesh
2 Golgari Charm
3 Nightveil Specter
1 Underworld Connections
2 Erebos, God of the Dead
この記事が何かの参考になれば幸いです!AGYさんありがとー!
そしてすべてのMTGプレイヤーに感謝!
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