ちゃずむと予習!! ~PTニクスへの旅事前情報~ by ちゃずむ

 お久しぶりです、ちゃずむです!

 来週の5月16日から18日にかけて、アメリカはアトランタにてプロツアー「ニクスへの旅」が開催されます。今回はその事前特集ということで、プロツアー開催地にまつわる、ちょっとした小話とか、過去のプレミアイベントの振り返り等々、ちゃずむが知る限りの”プロツアー”がちょっと楽しくなる…かもしれない情報をお届けしようと思っております。

 

◆開催地にまつわるあれやこれや

 まず、今回のプロツアーの開催地ですが、アメリカ大陸は南東部に位置するジョージア州のアトランタ。 マジックプレイヤーの間で未だに語り草となっている『あの事件』の悲しいイメージがあると思います。

 そうそう。かの事件では、うちの魔王が事件の当事者3人に『搭乗時間』を告げていたらしいです。

 『搭乗時間』と一口に言っても、

  • 『ゲートを開けて乗客の受け入れを開始する』Gate Openの時間
  • 『乗客の受け入れを締め切り、離陸の準備を開始する』Gate Closeの時間

の間には海より深い溝が横たわっているわけでして、魔王が伝えた時間はGate Closeの時間。しかし3人はGate Openの時間と勘違いしてしまったのでした…えーーっと。

 

オマエノ シワザ ダタノカ!!

 

 まあ、それはそれとして。

 

 アトランタは、コカ・コーラ社やCNN、デルタ航空など多数の大企業が本社を置いており、アメリカ有数の商業・経済の中心地として国際的にも影響力を持つ都市として知られています。

 観光地としては、最大の商業集積地の「ダウンタウン」、金融街として急速な発展を遂げた「ミッドタウン」、大型のショッピングモールやバー・ナイトクラブが立ち並ぶ歓楽街の「バックヘッド」の3つの地域があり、世界最大の水族館と呼び声高い「ジョージア水族館」もここアトランタにあります。

 興味がある方はぜひ行ってみてください。なおちゃずむは行けません。

 

◆過去の大会の振り返り

 アトランタにてプロツアーは2回行われており、1つはトーナメントの運営などに関して今ほどルールが整備されていなかったマジックの黎明期まっただ中の1996年。フォーマットは発売直前のミラージュを使用したシールド戦。

 

そう、『発売直前』のミラージュ。

 

 即ち、プレリリース・トーナメントでのプロツアーという現在では考えられない形式でのプロツアーだったそうで、見ている分には非常に楽しそうではあるのだけれど、実際にやると戸惑っただろうなぁというのが本音です。(ちなみにこんな競技形式は後にも先にもこれっきりとのこと。当たり前だよね。)

 2つ目は2005年のこと。こちらは神河物語と神河謀反の2つを使用した3人チームリミテッド。優勝はナシフ率いる『NOVA』。日本勢最上位のベスト4には鍛冶友浩氏、斎藤友晴氏と津村建志君の『OneSpin』が入賞。

 そして津村君はその勢いのままにPOY受賞、世界選手権でも日本勢が個人・国別対抗戦のタイトルを獲得するなど日本人勢の強さを見せつけた年でもありました。

 

◆ブロック構築のデッキ傾向

 さて、テーロス三部作のブロック構築のデッキ分布ですが、個人的には黒もしくは”緑絡みのアグロデッキ”が多い印象を持っています。

 ニクスへの旅が登場する以前の目ぼしい全体除去は、「宿命的報復」と「神々の憤怒」、そして「悲哀まみれ」の3枚で、実際に使用されているのは「悲哀まみれ」のみという状態。

一長一短でもこれを使うのは勘弁!?

 反面、単体除去は《英雄の破滅/Hero's Downfall》や《金箔付け/Gild》、はたまた新顔の《信者の沈黙/Silence the Believers》等々、質・量ともに良好なため、1体のクリーチャーにオーラをぺたぺた貼り付けて一点集中突破!というテーロスリミテッドで確立された戦術はどうにも狙いにくいです。故に、横に並べて数の暴力で相手を殴り倒す方が有利な『並べ得』な環境となっており、展開力の高いデッキと対抗するコントロールという構図が見て取れます。

 

以下、『ニクスへの旅』追加前の時点のサンプルデッキをいくつかご紹介します。

※『ニクスへの旅』が発売された現在は、もう少し構成が変化していると思われます

現在は軽量級の良質なクリーチャーを擁し、展開力と信心の高さがウリの黒単信心

 

サンプル:黒単アグロ

THS Block Constructed Daily #7051570 on 2014-05-01

メイン

19 《沼/Swamp》

4 《静寂の神殿/Temple of Silence》

4 《運命の工作員/Agent of the Fates》

3 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》

4 《責め苦の伝令/Herald of Torment》

3 《モーギスの匪賊/Mogis's Marauder》

1 《夜の咆哮獣/Nighthowler》

4 《苦痛の予見者/Pain Seer》

4 《悪意に満ちた蘇りし者/Spiteful Returned》

4 《苛まれし英雄/Tormented Hero》

1 《胆汁病/Bile Blight》

2 《エレボスの加護/Boon of Erebos》

3 《英雄の破滅/Hero's Downfall》

4 《思考囲い/Thoughtseize》

サイドボード

4 《闇の裏切り/Dark Betrayal》

2 《フィナックスの信奉者/Disciple of Phenax》

1 《死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead》

1 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》

2 《夜の咆哮獣/Nighthowler》

3 《ファリカの療法/Pharika's Cure》

2 《エレボスの鞭/Whip of Erebos》

勢力としては少数ですが、豊富な除去と圧倒的な除去耐性を持つ”Tap it”さんにスーパーヒロイン「エルズペス」というそれぞれの色をいいとこ取りしたエスパーカラーのデッキ、

 

サンプル:エスパーコントロール

THS Block Constructed Daily #7035731 on 2014-04-30

メイン

6 《島/Island》

2 《平地/Plains》

6 《沼/Swamp》

4 《欺瞞の神殿/Temple of Deceit》

4 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》

4 《静寂の神殿/Temple of Silence》

4 《予知するスフィンクス/Prognostic Sphinx》

3 《胆汁病/Bile Blight》

4 《解消/Dissolve》

4 《予言/Divination》

4 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》

4 《金箔付け/Gild》

4 《英雄の破滅/Hero's Downfall》

2 《骨読み/Read the Bones》

1 《存在の破棄/Revoke Existence》

4 《思考囲い/Thoughtseize》

サイドボード

3 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》

4 《闇の裏切り/Dark Betrayal》

2 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》

2 《異端の輝き/Glare of Heresy》

2 《精神的な介入/Psychic Intrusion》

2 《存在の破棄/Revoke Existence》

『出れば強い!』のスローガンの元で作られたレアレアしさ大爆発のドランリアニ。個人的にはこれが強そうだなぁ、という印象だったり。

 

サンプル:ドランリアニ(ジャンクミッドレンジ)

THS Block Constructed Daily #7051570 on 2014-05-01

メイン

9 《森/Forest》

6 《沼/Swamp》

4 《豊潤の神殿/Temple of Plenty》

4 《静寂の神殿/Temple of Silence》

3 《忌まわしき首領/Abhorrent Overlord》

4 《灰燼の乗り手/Ashen Rider》

4 《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》

2 《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds》

4 《サテュロスの道探し/Satyr Wayfinder》

4 《森の女人像/Sylvan Caryatid》

4 《神々との融和/Commune with the Gods》

2 《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》

3 《金箔付け/Gild》

3 《英雄の破滅/Hero's Downfall》

4 《エレボスの鞭/Whip of Erebos》

サイドボード

1 《忌まわしき首領/Abhorrent Overlord》

4 《闇の裏切り/Dark Betrayal》

2 《悲哀まみれ/Drown in Sorrow》

1 《宿命的復活/Fated Return》

1 《荒野の収穫者/Reaper of the Wilds》

4 《思考囲い/Thoughtseize》

2 《霊気のほころび/Unravel the AEther》

『ニクスへの旅』が発売されても、環境をガラッと変化させるようなカードは今のところ見えてきていないので、これまで通り「並べ得」の環境であることは間違いないため、展開力のあるデッキの優勢は変わらない雰囲気ですが、全く新しいデッキが作られる可能性も無くはないので、プロプレイヤーたちの頭脳に期待!といったところですね。

 

◆あとがき的なあれ

 リッチ・ハーゴンが書いていたプロツアープレビューに影響されて、ちゃずむもプロツアーに向けての所感などを書いてみたんですが、ネットでテキトーに調べただけのガバガバリサーチなので、文中色々拙い部分もあったと思いますが、ライブストリームで観戦する際の参考にして貰えたら幸いです。

 そして(もしあったら)感想をもらえると、次の記事を書く励みになります!

 

 あとはうちの旦那の応援もよろしくお願いします(私情)。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    義@岩出家 (金曜日, 09 5月 2014)

    過去PTの様子が面白い!
    簡潔にまとまっていてとても読みやすかったです^^
    環境のメタデッキレシピを眺めながら観戦することにします^^

    旦那の応援はまかせろー!(どこどこ

  • #2

    ちゃずむ (土曜日, 10 5月 2014 21:28)

    >義さん
     こういった趣旨の記事は当然ながら書いたことがなかったので、思うがままに書いてみたのですが、コメントをいただけるだけで嬉しいです。
    次回を書く際はもう少し充実した内容の記事が書けるよう努力します。

LMCポイントレース

(※ 2017/5/5更新)

# Name Pt
1 鵜澤 佑矢 10
2 小林 浩徳 7
3 菅谷 裕信 6
3 泉谷 圭亮 6
5 ナガイ タカユキ 5
5 冨澤 晋 5
5 長谷 俊 5
5 今井 健太 5
5 佐々木 資門 5
5 菅野 充臣 5
5 スズキ タツロウ 5
5 久徳 竜一 5
5 小林 遼平 5
5 武田 洋 5
5 矢田 和樹 5

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