みなさん、こんにちは。最近諸事情により自宅警備の時間が増えたぴんぐぅです。(白目)
今回は、LMCのイベントや大会合間のフリーデュエルなどで流行りつつあるデュエルコマンダーのデッキを紹介させていただきます。デュエルコマンダーはEDHの様に広いカードプールを使用可能な為、ハードルが高く感じるかもしれませんが、一度プレイしてみるとコマンダーがあるので「土地しか引かなくて負けた―!」とキレることやパリ式マリガンなので「マリガンしたら同じカードが来て手札一枚減っただけだった!」と憤ることも少ないので、普通のフォーマットよりストレスなく遊べました。まだプレイしたことが無いという方は是非一度LMCのフライトトーナメントにいらしてください。何が起こるかわからない混沌としたデュエルは本戦より遥かに白熱しています。観戦するだけでも楽しいですよ。
今回紹介するのはスタンダードでも大活躍したせい《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》(クロックパーミッション)と《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》(スラーン強化ストンピィ)デッキです。
それぞれのレシピは、『EDHでは三原 槙仁(千葉)以上の魔王、ヒューチャー』さんと『ぶっ殺す!シャツ着てるけどゴキブリも殺せないハビット』さんにご用意いただきました。ご協力感謝いたします。
除去呪文に耐性のあるクリーチャーを強化して殴る。シンプルかつ強力なテーマのデッキはスタン、モダンだけではなく、デュエルコマンダーでも強力です。
コマンダー 聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft
《審判官の使い魔/Judge’s Familiar》
《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
《ルーンの母/Mother of Runes》
《幻影の像/Phantasmal Image》
《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling》
《翻弄する魔道士/Meddling Mage(ARB)》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》
《テューンの戦僧/War Priest of Thune》
《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor(FUT)》
《海の神、タッサ/Thassa, God of the Sea》
《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
《修復の天使/Restoration Angel》
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
Clairvoyance
《渦まく知識/Brainstorm》
《流刑への道/Path to Exile》
《剣を鋤に》
《マナの税収/Mana Tithe》
《思考掃き/Thought Scour》
《呪文嵌め/Spell Snare》
《魔力の乱れ/Force Spike》
《祖先の幻視/Ancestral Vision》
《鋼打ちの贈り物/Steelshaper’s Gift》
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《撤廃/Repeal》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《解呪/Disenchant》
《対抗呪文/Counterspell》
《戦慄の感覚/Feeling of Dread》
《計略縛り/Trickbind》
《断絶/Snap》
《記憶の欠落/Memory Lapse》
《差し戻し/Remand》
《神格の鋼/Steel of the Godhead(SHM)》
《誤算/Miscalculation》
《マナ漏出/Mana Leak》
《目くらまし/Daze》
《乱動への突入/Into the Roil》
《サイクロンの裂け目》
《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
《ルーン唱えの長槍/Runechanter’s Pike》
《静寂宣告/Render Silent》
《排撃/Repulse》
《牧歌的な教示者/Idyllic Tutor》
《金輪際/Nevermore》
《忘却の輪/Oblivion Ring》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》
《エファラの啓蒙/Ephara's Enlightenment》
《至高の評決/Supreme Verdict》
《パララクスの潮流/Parallax Tide》
《パララクスの波/Parallax Wave》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight
Errant(ALA)》
《Force of Will》
《不毛の大地/Wasteland》
《墨蛾の生息地》
《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair(TSP)》
《地盤の際/Tectonic Edge》
《リシャーダの港/Rishadan Port》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
《秘教の門/Mystic Gate(SHM)》
《天界の列柱/Celestial Colonnade》
《氷河の城砦/Glacial Fortress》
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《ムーアランドの憑依地/Moorland Haunt》
《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》
《Tundra 》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
《汚染された三角州/Polluted Delta(ONS)》
《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)
《統率の塔》
《島/Island》 6
《平地/Plains(ZEN)》5
「キーパー、モグの狂信者くん、棒立ちです!」
3ターン目にはほぼ確実に着地するトラフト、致命的な呪文に対してのカウンターや除去、最強の矛と盾を同時に装備したデッキです。テーロスから《海の神、タッサ》神々の軍勢から《エファラの啓蒙》といった新兵器も投入してこれまで以上に活躍が期待できます。このリストには入っていませんが、トラフトと相性のいい《都市国家の神、エファラ》も期待です。
先日のデュエルコマンダーでは《都市国家の神、エファラ》をコマンダーに使った青白ビートが優勝したこともあり、最新エキスパンションのカードパワーを実感します。
「神々の軍勢は塩エキスパンション!メルカディアンプロフェシーの再来w」などと言われていましたが、そんなことはありませんでした。プロフェシーがスタンダードだった時を知らないニワカ乙。
次は「スラーンのリスト教えて下さいorz」とお願いしたら何故か記事を送ってきた剛の者、LMC常連ハビットさんの「スラーン」ストンピイ。普段使ってない自分より、デッキ愛に溢れるハビットさんの記事をほぼ原文ままで紹介させていただきます。
文 ハビット(ぶっ殺) ※編注:原文ママ
私が紹介するのは緑単色のジェネラル『スラーン』だ。
物がないと話も進まないのでまずはデッキリストを見て欲しい。これをみてどう思う?
すごく・・・
大きいです・・・
桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
図書館の大魔術師/Magus of the Library
疫病のマイア/Plague Myr
献身のドルイド/Devoted Druid
ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary
繁茂/Wild Growth
楽園の拡散/Utopia Sprawl?
肥沃な大地/Fertile Ground?
旅人のガラクタ/Wayfarer's Bauble?
不屈の自然/Rampant Growth
北方行/Into the North
秋の際/Edge of Autumn
探検/Explore
自然の知識/Nature's Lore?
三顧の礼/Three Visits
明日への探索/Search for Tomorrow
精神石/Mind Stone
苔色のダイアモンド/Moss Diamond
冷鉄の心臓/Coldsteel Heart
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
大薙刀/O-Naginata
怨恨/Rancor
審問官のフレイル/Inquisitor's Flail
捕食者の一撃/Predator's Strike
森の力/Sylvan Might
象の導き/Elephant Guide
猪の陰影/Boar Umbra
樫変化/Oakenform
ピストン式大槌/Piston Sledge
的盧馬/Riding the Dilu Horse
激励/Invigorate
三人組の狩り/Hunting Triad
ガイアの抱擁/Gaea's Embrace
高まる残虐性/Increasing Savagery
自然の祝福/Blessings of Nature
加護のサテュロス/Boon Satyr
魂の力/Soul's Might
大型化/Enlarge
巨身化/Gigantiform
勇壮な体形/Epic Proportions
炎叫びの杖/Fireshrieker
見下し/Tower Above
樫の力/Might of Oaks
神話的体形/Mythic Proportions
エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription
圧倒する暴走/Overwhelming Stampede
大軍の功績/Triumph of the Hordes
Berserk
スカルグの大巨獣/Skarrg Goliath
浄火の板金鎧/Empyrial Plate
ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor
腐れ蔦の外套/Moldervine Cloak
蛇の陰影/Snake Umbra
野生の誓約/Vow of Wildness
生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton
ナイレアの使者/Nylea's Emissary
狩猟の神、ナイレア/Nylea, God of the Hunt
ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer
捕食/Prey Upon
内にいる獣/Beast Within
森の知恵/Sylvan Library
調和/Harmonize
狩人の勇気
魂の威厳/Soul's Majesty
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
冠雪の森/Snow-Covered Forest×30
墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
ならず者の道/Rogue's Passage
ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
ロノムの口/Mouth of Ronom
※どう見てもレッドカードです。本当にありがとうございました
さて、このリストにはいくつか不思議な点がある。
梅沢の十手が入ってないとか、妨害手段が少ないとか、土地が多いとか。
これらの不思議遊戯は
「私が持っていないから」
「妨害しても楽しくないから」
「土地引かないから」
といったら極めて個人的な理由に起因する。
突き詰めていった場合、もうちょっとオーラ系が減り
自然の要求や絡み付く鉄線の様な妨害手段が増える事になるだろうが、
最終的なリストがどうなるかは置いといて、
このデッキについてちょっと説明しようと思う。
その1:除去耐性
このデッキのメリットはいくつかあり、その一つが相手の単体除去が腐ることにある。
剣を鋤に、流刑への道、各種恐怖系スペルなど、色さえ合えば確実にデッキに入るスペルを無効化する。
パリマリガンによってこれらのスペルを初手から排除することは可能だが、その場合はスラーンの第二の刃である「感染」持ちクリーチャーによる突然死に対して無防備となる。
大量に - 他のデッキから見たら異常なほどに - 投入された強化スペルはその対象をスラーンだけに限らないのだ。
その2:カウンター耐性
2つ目のメリットは、カウンターの効果が薄いことにある。
スラーンは場に出る前でさえ除去耐性がある。
彼には「呪禁」の他に「打ち消されない」の文言が印刷されている。
また、このデッキは似たようなスペルが大量に投入されているため、Aをカウンターしても、次のターンにはA'がプレイされる。
対戦相手からすれば「またそれか」って話だ。
このデッキに対してのカウンターは他のデッキに比べて酷く薄い。
その3:21点
3つ目のメリットは、他のデッキと違うゴールを目指す点だ。
30点のライフではなく、ジェネラルダメージという固定の21点を目指すため、
絆魂やアローロと言ったようにいくらライフを得られてもスラーンには関係ない。
3回目のタッチダウンを決めた時、はち切れんばかりに膨れ上がったスラーンによって絶頂に達するのだ。
その4:レンタルが簡単
4つ目のメリットは、DCをプレイしたい人間に気軽に貸せる点だ。
「3ターン目にスラーンを出せるハンドをキープしろ!」
とだけ言ってやれば、後は誰でもプレイすることが出来る。
カードのテキストに難しい効果はなく、無限コンボの類は採用されていない。
色の関係上出来る事が限られているからプレイに迷うことはない。
普段体験する事の出来ないサイズのクリーチャーを顕現させ
カードを引くときは青のナニと遜色ないほど豪快に引く。
ちょっとDCを遊んでみたい、と思う人に貸すにはうってつけだ。
まるでいいことづくめだ。
スラーンはDCにおける最強のデッキなんじゃ!?
そんなことはない、万事メリットがあればデメリットがあるものだ。
その1:除去に弱い
除去耐性があると言っておきながら除去に弱いとはこれいかに?
でもオーラデッキを使ったことのある人ならわかるだろう、オーラを重ねたクリーチャーが死んだあと、復帰するのに時間がかかるのだ。
時には復帰不能な場合がある。
神の怒り、滅びなどであれば「陰影」シリーズによる回避が可能だが、悪魔の布告の様な生贄を要求してくるカードには滅法弱い。
デッキリストを見てもらえばわかるが、このデッキにはそもそも入っているクリーチャーが少ないためスケープゴートがいないことが多々ある。
速球には強いが、変化球には弱いのだ。
その2:妨害手段の少なさ
色が緑のみのため、対戦相手への干渉手段が極めて少ない。
除去も限られるため、エリシュノーンの様な盤面を制圧するクリーチャーは脅威だ。
シェオルドレッドなど出てきた日には目も当てられない。
笑顔で「グッドゲーム」というのが精一杯の抵抗になるだろう。
早急に家に帰り、お母さんに慰めてもらうこと。もちろん性的な(ry
その3:対象変更呪文
スラーンに張るはずだったオーラを、
クリックミスで相手のクリーチャーに張ってしまったら?
取るに足らない存在だったマナ・エルフが下剋上攻めに転ずることになる。
今度は屈強なスラーンが受けになるわけだ。
クリックミスを発生させる誤った指図は、このデッキの脅威として常に銀河加点無しの金メダルに上っている。
その4:飽きる
いわゆる金太郎飴なのだ、このデッキは。
1回目のゲームと、100回目のゲームはほとんど同じものになる。
マナを伸ばして、スラーンを出して、育てる。
デッキを借りて、最初は楽しんでいた友達もゲームを重ねるにつれて飽きてくる。
「もうちょっと変化が欲しいな。」
ゲームごとの展開を楽しむ要素がこのデッキには欠如している。
まず、スタンダードでは許されない「愚直」なゲームプランが好きだからだ。
手札のオーラを全てトロールに注ぎ、こいつを横にする。
攻撃が通れば勝ちだし、交わされたら負けだ。
フィギュアスケートと違って白黒はっきり出る分かりやすさが楽しい。
また、ビートダウンの理想である、
毎ターンマナを使いアタックする展開が現実になる楽しさがある。
爆発力は無いが、安定した動きを約束してくれる。
最後は上でも書いた、人に貸せる点だ。
普段のフォーマットとは違った
「こんなマジックもあるんだ」を発見してもらえるきっかけを作れる。
--でもスラーンは辞めとこう--
そう思ってもらえたなら、このデッキの意味になる。
以上でDCにおけるスラーンの紹介は終わりだ。
もしここまで読んでもスラーンと対戦したい、という人がいたら
会場で私を捕まえてくれればお見せしよう、緑色の金太郎飴を!
それではどこかのマジック会場で。
…後日
(*´ω`)「すいません、DCのデッキ貸していただけませんか?」
( `―´)ノ「残念だったな、それは私の金太郎飴だ!」
(/ω\)「キャー!」
タイ━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━ホ!!!
と、大騒ぎになるLMCですがそれはまた、別のお話。
コメントをお書きください
seks telefon (火曜日, 31 10月 2017 22:15)
koniunkturalność