お知らせ:フライトトーナメントにあのフォーマットが!  By ウエキャット


う~マジックマジック。

今マジックを求めて全力疾走している僕はあちこちの大会に通うごく一般的なマジックプレイヤー。
強いて違うところをあげるとすれば変わったフォーマットに興味があるってことかナ……

そんなわけで千葉市民会館で開かれているLMCという大会にやってきたのだ。


ふと見るとデュエルスペースに一人の若い男が座っていた。

ウホッ!いい男…

そう思っていると突然その男は僕の見ているその前でデッキケースの中身を取り出し始めた。

「デュエルコマンダーを や   ら   な   い   か」



こんにちは!ウエキャットです!

昨年末のGP静岡のサイドイベントとして開かれ、大盛況だった統率者戦の新フォーマット「デュエルコマンダー」。
僕はデッキを組んでいなかったので参加できず涙目でした!

今ではLMC勢にもデュエルコマンダーの魔力に取りつかれてしまったプレイヤーが何人も現れ、
新たなデッキを持ってきては試行錯誤を繰り返しています。

そしてこの度、LMCのフライトトーナメントとして開催されることになりました!

デュエルコマンダーとは、統率者戦ルールによって構築したデッキを用いて一対一の対戦を行うフォーマットです。
統率者戦って何だ!という方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明させていただきます。


【構築のルール】
●デッキは1枚の伝説のクリーチャーカード(統率者)と99枚のカードの計100枚で構築します。

●採用できるカードの範囲はヴィンテージ準拠ですが、一部禁止カードがあります。(詳細は後述)

●基本土地以外のカードは、デッキに1枚しか入れられません。

●デッキに入れられるカードは、統率者の固有色(マナコストおよび文章欄のマナシンボル)によって決まります。
 例えば統率者が《覇者、ジョー・カディーン》の時に入れられるカードは、
 ・赤のカード
 ・白のカード
 ・「赤と白」の組み合わせの多色カード
 ・無色のカード
 ・マナコストおよびテキスト欄に青、黒、緑のマナシンボルを含まないカード
 ・基本土地は山と平地のみ
 となります。

※赤のカードであっても、《炎樹族の使者》は緑のマナシンボルを含むので入れられません。
※無色のカードであっても、《オフゾフの導き石》はテキスト欄に黒のマナシンボルを含むので入れられません。
※《殴打頭蓋》は出てくるトークンは黒ですが、コストにもテキスト欄にも色マナシンボルを含まないので入れられます。
※銀枠のカードは入れられません。


この条件によって構築したデッキを使って対戦します。

【対戦時のルール】
・統率者ルール下での対戦の際、統率者に選んだカードは「統率領域」という領域に置かれます。
 統率者が統率領域に置かれている時、プレイヤーは通常の呪文と同様に統率者のカードを唱えて戦場に出すことができます。
 戦場に出ている統率者は、通常のクリーチャーと同様に扱います。

・統率者が戦場を離れる場合、統率者を墓地や追放領域に移動させる代わりに統率領域に移動させることができます。
 統率領域に戻った統率者を再び唱える場合、戦場から戻ってきた回数×2マナの追加コストがかかります。
 ※デュエルコマンダーでは「ライブラリの一番下に戻す」場合も統率領域に移動させることができます。

・統率者から戦闘ダメージを与えられた場合、その値をライフとは別に記録します。
 同じ統率者から受けた戦闘ダメージが21点を超えると、そのプレイヤーは敗北します。

・それ以外の勝利条件、敗北条件は通常のマジックのルールに準拠します。

・何らかの効果により、統率者の固有色でない色のマナがあなたのマナプールに加えられる場合、代わりに同じ点数の無色マナが加えられます。

・マリガンはパリマリガンルールが採用されます。初手7枚のうち不要なカードX枚を脇に置き、X-1枚のカードを引きます。
これを任意の回数繰り返したら、脇に置いたカードをライブラリーに加えてシャッフルしてください。

【デュエルコマンダー限定ルール】
・初期ライフは30点からスタート
・先攻ドローは無し
・サイドボード/ウィッシュボードは無し


ちょっと面倒くさそうな説明になってしまいましたが、要するに

100枚デッキで対戦だー!!

という豪快なルールです。
実はまだ全部のルールを説明しきれていないのですが、
細かいことはLMCの親切なアニキたちが教えてくれるので心配は無用ですよ!


≪フライトトーナメントについて≫
・1月26日より、千葉市民会館でLMCが開催される際のサイドイベントとして開かれます。
・非公認イベントとなります。
・参加費は500円です。
・成績に応じてブースターパックが与えられます。

非公式なフォーマットなので、LMCローカルルールとしてプロキシーカードの使用が許可されます。
以下の条件でプロキシーが使えますので、《Tundra》でも《汚染された三角州》でも使ってください!

・1デッキにつき10枚までとさせていただきます。
・カード名、マナコスト、カードテキストを全て明確に記載してください。
※こちらからカード画像をプリントアウトすることをお勧めします。
http://gatherer.wizards.com/Pages/Default.aspx



≪禁止カードについて≫  以下のカードはデッキに入れることはできません。  (※)デュエルコマンダーの禁止カードは通常の統率者戦とは異なるのでご注意ください。 《Ancestral Recall》 《古えの墳墓/Ancient Tomb》 《天秤/Balance》 《基本に帰れ/Back to Basics》 《Black Lotus》 《チャネル/Channel》 《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》 《けちな贈り物/Gifts Ungiven》 《丸砥石/Grindstone》 《隠遁ドルイド/Hermit Druid》 《謙虚/Humility》 《伝国の玉璽/Imperial Seal》 《Karakas》 《Library of Alexandria》 《忠臣/Loyal Retainers》 《Mana Crypt》 《Mana Drain》 《魔力の櫃/Mana Vault》 《精神錯乱/Mind Twist》 《Mishra’s Workshop》 《Mox Emerald》 《Mox Jet》 《Mox Pearl》 《Mox Ruby》 《Mox Sapphire》 《ネクロポーテンス/Necropotence》 《変幻の大男/Protean Hulk》 《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》 《セラの高位僧/Serra Ascendant》 《Shahrazad》 《太陽の指輪/Sol Ring》 《露天鉱床/Strip Mine》 《The Tabernacle at Pendrell Vale》 《Time Vault》 《Time Walk》 《修繕/Tinker》 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》 《吸血の教示者/Vampiric Tutor》 《消失/Vanishing》 《冬の宝珠/Winter Orb》 《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth’s Bargain》  また、以下の4枚は統率者に指定することができません。(デッキに入れることは可能です) 《陰謀団の先手ブレイズ/Braids, Cabal Minion》 《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》 《上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant》 《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》 ※ちなみに通常の統率者戦の禁止カードはこちら(英語) http://www.wizards.com/Magic/TCG/Resources.aspx?x=magic/rules/100cardsingleton-commander

 


ここまで長々とお付き合いいただきありがとうございました!

デュエルコマンダーはまだ生まれて間もないフォーマットですが、いろんなカードが使えてとにかく楽しいマジックが遊べます!
もしちょっとでも興味を持っていただけたら、押入れから昔のカードボックスを引っぱり出してきてください!
懐かしのあのカード、好きだったあのカード、みんなぶち込んでデッキにしちゃいましょう!



「ところで俺のこのデッキを見てくれ。こいつをどう思う?」

「すごく…大きいです(デッキの厚さ的な意味で)」

END

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