ちゃずむと予習!!~増刊号SSS編~

 遅まきながら、新年あけましておめでとうございます。

今年のマジックのトーナメントシーンはのっけから定員いっぱいのリミテッドGPで幕を開けましたが、皆さんGP静岡いかがでしたか?


 ちゃずむはしばらくプレミアイベントに出れない体となるため、最後のGP参戦でしたが、マルドゥとアブザンの隆盛が都合3枚と砂塵波・はじける破滅とレアは悪くなかったものの、マナベースがガタガタな青抜き4色を組み上げて盛大に事故ってポン。という、当然の帰結といった結果に終わりました。

(#゜Д゜) >やる気あんのか!!


 そして早いもので『運命再編』のプレリリーストーナメントも過ぎ去ってしまい、後はプロツアー『運命再編』の開催を待つばかり…


だがしかし、何かひとつ、忘れていることはないか?

そう、出場したうちの旦那とオーウェンが予想通り決勝でやりあったりして「ああ、やっぱりね」みたいな感じで(一部で)生ぬるーく観戦されていたあのスーパーサンデーシリーズチャンピオンシップです。

来たる1/24、25に開催されるということで、特別に紹介したく急遽筆を執りました。


 スーパーサンデーシリーズチャンピオンシップは、前年度に開催されたGP内で行われた予選を勝ち抜いた40人前後のプレイヤー達が、マジックのお膝元であるシアトルはウィザーズ本社を舞台に優勝を争う完全招待制のトーナメントでございます。

世界選手権以外のプレミアイベントの中では一番少ない出場人数ということもあってか、プレイヤーへの待遇はかなり豪華。

渡航費・宿泊費はもちろんウィザーズ持ちだし、滞在中の食事もタダという大盤振る舞い。(というか、社屋周辺などはコンビニなどの販売店のたぐいが無いので面倒を見てもらわないと死ぬ)


 あとは、社内見学、ウィザーズ社スタッフ達との交流会を兼ねた食事タイムといったちょっとしたイベントもあったそうで、本戦以外にも楽しめそうです。

ただ、社内見学に関しては機密上の関係からか、『見れるところはあまり多くなかった』とかなんとか。


 肝心の本戦のフォーマットは当時発売されたばかりの『神々の軍勢』入りスタンダードとドラフトのジグザグフォーマット。決勝プレーオフはモダンマスターズのドラフトという競技形式でした。

 スタンダードのデッキについては、『神々の軍勢』の発売日の翌日にSSS本戦が開催されるというヤクザなスケジュールで行われているせいで、カードを揃えるのが物理的に難しいから(一応、少数ならレンタル可能という救済措置はあったそうです。)なのかどうかは分かりませんが、前環境で活躍した既存のデッキに《胆汁病/Bile Blight》や《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》といった一部のカードが投入された程度にとどまりあまり目新しいデッキテクはなかった模様。

 といっても最近はそこまで環境が激変するわけでもないので当然といえば当然ですが。

そんな中で旦那が持ち込んだはま屋さん(http://www.cardshop-hamaya.com/)謹製のエスパー人間デッキは、かなり注目を集めたようでした。

Ephara & Friends


メインデッキ

4 《万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon》

4 《リーヴの空騎士/Lyev Skyknight》

2 《威圧する君主/Imposing Sovereign》

4 《管区の隊長/Precinct Captain》

3 《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos》

3 《都市国家の神、エファラ/Ephara, God of the Polis》

1 《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》

3 《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》

2 《究極の価格/Ultimate Price》

2 《遠隔/不在/Far/Away》

2 《ヘリオッドの槍/Spear of Heliod》

1 《エレボスの鞭/Whip of Erebos》

4 《拘留の宝球/Detention Sphere》 

4 《神無き祭殿/Godless Shrine》

4 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》

2 《変わり谷/Mutavault》

3 《平地/Plains》

1 《沼/Swamp》

4 《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment》

4 《静寂の神殿/Temple of Silence》

3 《湿った墓/Watery Grave》 


サイドボード

2 《闇の裏切り/Dark Betrayal》

3 《思考囲い/Thoughtseize》

3 《破滅の刃/Doom Blade》

3 《異端の輝き/Glare of Heresy》

1 《至高の評決/Supreme Verdict》

2 《ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa》

1 《概念泥棒/Notion Thief》

 そして決勝プレーオフは『モダンマスターズ』によるドラフト。

(http://magic.wizards.com/en/articles/archive/top-8-decklists-2014-02-09)

特殊なエキスパンションということもあり、全員が練習をしているわけではない(そもそも練習しない)モダンマスターズのドラフト。

概ね綺麗にデッキの住み分けがされていますが、芳しくない出来のものも若干数見受けられます。

 そんなわけで決勝は、《粗野な覚醒/Rude Awakening》を2枚擁したどすこいな「ファンガス」デッキを操るうちの旦那と、《死の雲/Death Cloud》を初めとした各種除去を搭載した青黒の「フェアリー」デッキを使うオーウェン・ターテンワルドのある意味予想通り過ぎて逆につまらん一騎打ち。

 試合の方は、オーウェンの展開する航空戦力と《死の雲/Death Cloud》が、対空戦力が不在というどすこいデッキの泣き処を突いて旦那のライフを攻め立てるという相性の差がロコツに出た試合展開により、オーウェンが記念すべき第1回のSSSチャンピオンシップの優勝者となりました。

Congratulations, Owen!
Congratulations, Owen!

 今年も昨年と同じく第2エキスパンション発売日の翌日、プレリリースとプロツアーのわずか2週間の期間に挟まってるというスケジュールで開催の運びとなったSSSチャンピオンシップ。

 大会の規模こそ小さいですが、エキスパンションの追加によるスタンダード環境をいち早くつかむことが出来るため、是非注目してみてください。


おまけ:

上位入賞者に送られたプレイマット(サイン入り)

ささやかではありますが、デッキ提供の謝礼としてはま屋さんへ寄贈させていただきました。


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コメント: 1
  • #1

    サイトークントークン (水曜日, 21 1月 2015 14:49)

    記事を楽しく見させております。また、LMCで元気なお姿を拝見できる事を願っています。最近は、うちの嫁が怪物化5(プロテクション旦那)を起動しないように、嫁レーティングを上げております。季節柄、体調等崩さずようにご自愛頂き出産の日を迎えられますようお祈り申し上げます。

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